ストライクウィッチーズ2 第6話 「空より高く」

エイラーニャ回は神回…！そう思っていた時期が僕にも有りました…！

いや～、最速ではもう次の話が放送されている所もあるのですが…。書けなかったよ、どういう感想を書けば良いのか分からなかった。
普通ならストウィとけいおん！！は次の話が放送される前には感想アップするんだけどな～；

兎に角、途中からの雰囲気の違いが異常！
初っ端からこれまでの噛ませ臭い(笑)ネウロイとは違い、異質で圧倒的な敵の出現。
各地で言われてるけど、何かガイナっぽい話運びだよね。
違うのは、敵を倒すために予想外の出来事が起こるのではなく、キャラの想いによって予想外(エイラの行動)の出来事が起こった事。
何気にあのシーンのMVPは芳佳でしょ！？
空気を読んだ、と言うかあの一連の行動、引っ張り上げる→背中を押す→落ちていくシーン、ここの落ちていく時の芳佳の表情と言ったらなじいぜ…。まさしく神演出。良い仕事したよ、芳佳！

そして、ここからの有無を言わせない圧倒的演出！！
無音からの流れ、そして…まさかのエイラーニャソングっ！！！(゜д゜)
く、ストライクでこういう演出をやってくるとは…！てか、こういう演出を最終回付近で予想されるであろう熱い展開で現OPなんか使われた日には…ヤバいですよ？(^^；

と話が横に逸れましたが、本当に凄い…！
ネウロイの爆風に煽られて、サーニャが飛んでいきそうになるところで無音。
手を伸ばすエイラ、そして、掴んで再び歌が流れ出す。良くある演出だけど、だけど…ここも何か雰囲気と良い神がかってるとしか言いようがないっ！！


で、ここから先は今回の演出も含めたエイラーニャと言うコンビの考察ｗ

今回有無を言わせないメイン当番回だった二人。
エイラーニャって関係は、あの501の中にあって他のキャラの組み合わせとは明らかに異質なんですよね。
結構どの組み合わせも仲良し～、とか和気あいあい～て組み合わせが多いのがストライクウィッチーズです。
リーネと比べてもおとなしいサーニャですら、エーリカや芳佳と組ませると全然明るくなる。
それは一期のエイラーニャ回でのお陰です。あの回はエイラ以外とはあまり話さずに(あの時点でエーリカと仲が良かったかどうかはちょっと覚えてないけど)一人になりがちだったサーニャが芳佳と打ちとける事で、部隊の中でも打ち解けていくってきっかけとなった回だと認識しています。
そう、あの回サーニャと言うキャラ一人の補完は終わってるんですよ。だが、エイラーニャ回と言われた一期6話ですが、あの話ではエイラーニャと言う関係は何一つ進展していないんです。
エイラーニャと言う関係がこの部隊で異質な所はこの絆の強い部隊の中でこの組み合わせから漂う雰囲気が凄く排他的な所。
エイラ単体、サーニャ単体がそういうキャラな訳ではない。一期6話よりも前の時点ならサーニャがあまり部隊に馴染んでいなかったと言う事で、二人のコンビがそういう雰囲気になったとしても仕方がなかったかもしれませんが、少なくとも今はサーニャは飄々としながらも他のキャラとも絡むし、サーニャも芳佳やエーリカと接してきた事で、一期6話から以降、凄く明るくなってきました。
だけど、この二人から漂う雰囲気は何なんだろう？
それに決着がついた…かどうかは正直判断出来なかったけど、そこにスポットライトを当てたのが、今回の話のキモだったのではと思いました。

エイラと喧嘩してしまった事で一人悩むサーニャのもとにきたのがエーリカ。
彼女は｢サーニャはどうして欲しい｣のか彼女に聞きます。

ちょっとエイラーニャから話が逸れますが、このシーンと良い、シャーゲル回の時のエーリカと言い。
エーリカが世界最高のウィッチと言われる訳ですが、本当に頷けますよ。僚機を落とさない、それは彼女のこの人の本質を見抜く目、そして、それを無理なく気遣う事の出来る優しさ。
これが本当にエーリカの場合凄い。この部隊で精神的にも一番の大人なのではと思わせられるほどの精神的っyさを持っていると思います。
エーリカについては今後お当番回有りそうなので、またその時にでも彼女の凄さについて考察したいし、彼女と言うウィッチをもっと掘り下げてくれたら良いな～。

で、元の話に戻るとｗ
このエーリカの問い「サーニャはエイラにどうして欲しいのか？」
この問いにサーニャは答える事が出来ません。ただ、この前やこの後のエイラに対する態度と言い、サーニャの中ではとっくに答えは出ています。ただ、それを口に、行動には出来ない、それが何よりサーニャと言う人物を表していますよね。
で、サーニャが答えを出す前に答えを出したのがエイラ。
エイラは打ち上げ作戦の中で「サーニャは私が守るんだー！」と言い、行動を起こします。これはあくまでエイラの出した答え「エイラのしたい事」ですが、この行動は結局の所サーニャの答え、そのままですｗ
まぁ、皆さんこれは我々にとっては当たり前の事ですが、サーニャの答えは「エイラに守って欲しい」

…何と言う両想い…！！！

これで、ようやく両想いの二人はお互いに言葉と行動で両想いである事を確認した訳ですよ…！
道のりが長かったからこそ、ここの感動もそりゃあ一入で、涙がダダ漏れってもんですよ！(力説
これを受けた上でのネウロイ撃破後サーニャの放った台詞。
｢見て、エイラ。オラーシャよ。このままあの山の向こうまで飛んで行こうか｣
これを聞いたエイラの目からは涙が溢れてくると言う…！
｢良いよ、サーニャと一緒なら私は何処へだって行ける｣
で、その涙と言葉、そしてエイラの表情を目にしたサーニャは驚き、その言葉を取り消します。

ここ、このシーン。正直解釈は分かれると思います。ただ自分はこう思います、エイラの涙を見て彼女に故郷に帰れない自分の事を心配させてしまったとサーニャは思った。だから、彼女はその言葉を口に出して取り消した。
多分、サーニャは冗談のつもりで言ったハズです。だが、その言葉は予想外にエイラの心に刺さった、これまでのサーニャの境遇を一番良く知っているからこそ、エイラは涙したんだと思います。
それを見たサーニャはしまったと思ったハズです。軽い冗談だったハズが、エイラにそれほど心配させてしまうとは、そして、これが何よりそして誰よりもエイラがサーニャを大切に思っている証だと思います。

一期6話までは一人になりがちだったサーニャをエイラが守っていました。
だけど、サーニャは強くなった、成長した。
｢守って欲しい｣と願うサーニャ。
｢守りたい｣と想うエイラ。
そして、今はどちらかと言うとサーニャがエイラを守っている。
だけど、近い将来、今度は本当に、サーニャの守り手としてエイラが成長する日がくる。
それを暗示していたのが今回の話であり、成層圏での二人のやり取りだったのではないかな？

今のサーニャには帰れる場所がある。
これは一期6話からのサーニャの成長で有り、彼女が今如何に501を大切に思っているか表しているんじゃにかな～と。
一期6話ではエイラーニャ回と言いながら、サーニャの掘り下げよりだったのが、今回は紛う事無き、エイラーニャ回だった！
そういう事を言いたくて、こんな長文を書いてしまう自分が俺は誇らしい！(笑
いや～、やっぱり最高ですわ！ストライクウィッチーズ！！！