鋼の錬金術師 -FULLMETAL ALCHEMIST- 第63話 ｢扉の向こう側｣

もうね、言葉がないとはこの事でしょう。
素晴らしい、の一言で事足りるような気もしますが、それでは感想にならないので思った事をつらつらとｗ

今まで散々「主人公らしくない」とか「空気」とか言われてきたエドですが、今週はもう本当に感無量で…。
扉の前で真理に対して「答え」を宣言し、真理もまた彼の言葉を「正解だ！錬金術師！」と称えます。
このシーンは本当に心に残る。何度も言うようですが、この演技もまた朴さんだからこそ出来るエドそのものの演技だと思うし、本当に自分が素晴らしいシーンを見れたのだな、と感謝しかありません。
また、このエドの出した答えこそ、荒川先生が長い間エドと共に歩み、共に掴んだ答えなのでしょう。
弟を見事に取り戻す事に成功したエド。ここらへんで既にダダ泣きな自分ですが、この後にも。

そして、ホーエンハイムですよ…！
この「鋼の錬金術師」と言う物語の主人公はエドであり、そしてこの世界の主人公こそはホーエンハイムだと言っても過言ではないんじゃないでしょうか？
最後に、息子と分かりあい、そして、約束の場所で一人逝くホーエンハイム。
やっぱり俺ダダ泣きです(苦笑
本当に、キャラがそこに存在していて、エドにしろ、ホーエンハイムにしろ、そして、フラスコの中の小人にしろ、だからその生き様に在り様に心を持っていかれる訳です。
こんな事書くのは蛇足かもしれないし、無粋かもしれませんが、これこそ「物語」であり、そこに居る「存在としてのキャラクター」ですよ。ただの二次元的な物で、存在しない物、と言うのはまぁ、自分もこうやって三次元に生きている人間なので理解はしているつもりです。
けどなぁ…理屈じゃねぇんだよ！(笑
本当に、アニメは5クール、原作に至っては9年間。まさしく、その集大成でだからこそのエド達の輝きですよ。
もう見た後は涙が止まらなかった…！
大して好きではないつもりだったOP曲も反則的なタイミングで流れ出しますね(^^；

一つの物語としてまさに素晴らしいとしか言いようがない物を見させてもらった気分で見終わった直後は胸がいっぱいでした。
来週、その後の世界。見届けましょうか、最後まで彼らの物語を…！